大会趣意書


「NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会」の発足大会を熊本で行う事となった。

そのいきさつは20034月九州の精神障害者の連絡組織「精神障害者九州ネットワーク」が発足され、20039月には、九州の精神科医療ユーザーが長崎の諫早に集まって「精神障害者九州ネットワーク集会」を実施した。翌年20044月調査研究委員会を発会し、20056月 〜精神医療ユーザーアンケート「ユーザー 1000人の現状・声」〜 というA4判で281頁の調査研究報告書を発行するにいたった。

この調査研究は当事者みずからが調査を設計・実施した「当事者の 当事者による 当事者のための」調査研究活動である。

この調査結果をふまえ、精神科医療福祉をユーザーの視点にたって見直したいと心から望んでいる。また、今回の調査で浮かび上がった問題点を引き続き調査していくために立ち上げたのが「NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会」である。

この熊本大会はこのNPO法人の立ち上げを祝う大会であるとともに、この調査報告集を用い精神障害者のQOL(生活の質)の向上にむける研究を深め広げる目的もある。

またアメリカの精神科医療ユーザーを招き、アメリカの精神科医療福祉の現実を聞くことにより、よりユニバーサルな視点を日本の当事者や精神科医療福祉の関係者が持つことをねらいとした。

また、時代の流れは精神医療ユーザーの生活ニーズをサービス提供者と共に考えるターニングポイント(転換期)を求めているといえる。そして、日常生活を充足されるだけでなく、地域住民として、様々な形で社会参加をしつづけることを支えるあり方を共に考えていきたい。

本大会を成功させるにはクリアーしなければならない問題はいくつもあるが是非この大会が成功できるように関係団体の方々の協力をお願いしたい。

 

 

2005年6月14日

 

NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会発足大会 熊本大会

実行委員会委員長

                熊本県精神障害者団体連合会 会長 徳山大英