設立趣旨

1.趣意

 日本の精神障害者を取り巻く現状は制度改正などにより大きな変革点にきている。しかし入院患者は33万3千人と、状況は一向に改善に向かわない。

国際的にみると、世界規模の精神障害者の当事者団体である世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク(WNUSP)は活発な活動を展開し、障害者権利条約の制定に向けて作業部会を設け、「すべての人を包摂し尊重する世界を作り出すために、私たちを虐待したり、拷問したり、換金したり、あるいは差別しない世界を作り出すために障害者権利条約が必要です」と言っている。

私たち日本の精神障害者も自ら調査研究を行い、実態調査を元に政府への政策提言を行い、日本の精神障害者の救済のために活動していくことを切望している。九州全域をカバーしてきた精神障害者九州ネットワーク(九州全域の精神障害者の当事者会)を発展させ、福岡を拠点とした全国組織へと拡大していきたいと考えている。

 具体的には、調査研究を元に、精神障害者の取り置かれた状況を実態調査し、出版活動、権利擁護、ピアサポート(当事者による相互支援)の推進など精神障害者の福祉の増進に寄与する活動を行っていく。

法人格を取得する必要性は、調査研究や実態調査を行うためには多くの人の協力と精神障害者からの協力が必要なこと、また国、各種財団からの賛同や助成を得やすくするためである。

 

2.申請に到るまでの経過

 平成159月、精神障害者九州ネットワーク設立。

 平成16年9月、1回目の調査研究(精神障害者当事者生活ニーズ調査)を行い、現在、全国1000名を越える精神障害者本人からの回答が集まり、現在集計中。精神障害者本人が行う実態調査は歴史的に見ても画期的なことである。

平成1711013時より発足人会を開き、設立の趣旨、定款、平成17年度および平成18年度の事業計画書を決定した。

平成17年3月9日13時より設立総会を開き、設立の趣旨、定款、平成17年度および平成18年度の事業計画書、収支予算書、役員の案を審議し決定した。

 

2005年4月4日

 

特定非営利活動法人 全国精神障害者ネットワーク協議会

設立代表者 住所又は居所 長崎県長崎市西町3913

  氏名 山口 弘美